一人暮らしの部屋探しをした時、こんな後悔をしたことはないだろうか?
- いい部屋だと思って住み始めたけど、夜中意外と車通りが多くてうるさい…
- 部屋の設備は申し分なかったんだけど、裏に深夜まで営業する飲食店があった…
- 1階のテナントが居酒屋と焼肉屋で匂いと音がキツイ…
部屋探しで難しいことのひとつに、昼に部屋を内覧しただけではわからない、「夜の雰囲気が一変していることがある」ということだ。
今日はそんなトラブルを避けるために、部屋探しは2回見に行くことをオススメするという内容だ。
一人暮らしの部屋探しの下見は2回。違う時間帯でせよ!
部屋探しの下見は2回。
昼と夜の異なる時間帯で見るべきだ。
そのメリットはこうだ。
昼と夜で下見することで住む部屋だけでなく、周りの街の雰囲気が分かる。
部屋探しをしている時、つい住む部屋ばかりを気にして、家がある街の方を見落とすことがある。
実際に生活する時、通販があるにしても
リモートワークがあるにしても
24時間365日、部屋にずっと篭りきり、というわけにはいかないだろう。
駅から部屋までの道のり。
スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、家電量販店。
近隣の飲食店。
繁華街があるのか無いのか。
部屋の間取りや設備も重要だが、住む街の雰囲気を知ることも同じくらい大事だ。
部屋探しでなぜ2回下見が必要か?
これは実際に僕が住んだ部屋の話だが、昼に内覧した時、たしかに静かで住みやすそうな雰囲気だった。
間取りや設備もほぼ希望通りだったので危うく契約してしまいそうになった。
しかし。
僕はどうしても夜の時間帯も下見したかったので、その場で契約はせず、改めて夜に下見に行った。
で、夜に行ってみたら、驚いた。
なんと部屋からちょっと歩いたところに個人経営の居酒屋があり、しかもその店がカラオケを大音量で流してる店であった。
部屋自体は決めてしまっても良いくらい良い物件だったのでこれは悩んだ。
店から部屋のあるマンションまでの距離や、マンションが鉄筋で防音性が高かったこともあり
結局その部屋に決めることにした。
住んでみたら、カラオケの音はそこまで気にならず、真夜中までは営業しなかったので、それほど問題にはならなかった。
しかしこれがもし、夜に下見をせずに決めてしまったらどうなったか。
多分僕は「あー、しまったこんな店があるなら夜も下見しておけば良かった」と思っただろう。
「先に知っていたか、住んでから知ってしまうか」
で印象は大きく変わる。
不動産業者はそこまで親切には教えてくれない。
自分の目と耳、足で調べる事が重要だ。
部屋探しで失敗したくないないなら下見をせよ。自分の足で確かめよ
更に言うと
僕は部屋探しする時、内覧の時、夜、休日、と合計で3回下見した。
「下見やりすぎだろ!」と思われるかもしれないが、初めての一人暮らしで僕は絶対に失敗したくなかった。
そもそも出費もバカにならない。
家具も全て新調しないといけない。
支払う家賃と引っ越し代と合わせて初期費用70万近い出費。
しかも家賃も7万円ほどの部屋だったので以後毎月7万円負担になるのだ。
「まあ住みにくかったまた引っ越せば良いや」
と気軽には考えられなかった。
慎重にもなるというものだ。
一人暮らしの部屋探しのデータ
昼と夜で下見したほうが良い、と思っているのは僕だけじゃない。
実際にこんなデータがもある。
賃貸契約で後悔しないためには「昼と夜の両方で下見」と「現地で内見」
賃貸契約で後悔したことがある人は約7割!調査結果からわかった契約前に絶対しておくべき2つの対策とは?|訳アリ物件買取PRO.
https://wakearipro.com/rental-contract-regret/
つまり、賃貸契約で後悔したことがある人は約7割ほどいてその原因の多くが「騒音」。
隣人や近くの電車の音が予想以上にうるさかったり。
現地に行ってみないとわからないことは意外と多い。
まして一人暮らしをするのが初めてな人は住まいのポイントについて知らないことが多く、なおさら注意が必要だ。
一人暮らしの部屋探しは慎重さとこだわりをもって探してOK。住むのも家賃を払うのも自分
僕が部屋探しをした時、3回も下見をした、という話をすると、ほとんどの人が
- 「心配しすぎだよw」
- 「ビビりすぎwさっさと決めれば良いのにw」
と笑う人は多い。
ただ、どんな判断をするにしても、「その部屋に住んで、安くはない家賃を払い続けるのは自分」
だということ。
他の誰がなんというと
部屋探しに妥協はしたくなかった。
で、結果どうなったかというと、僕はその部屋に13年という長い間、住むことになった。
めちゃくちゃ住み心地が良かったのだ。
住み始めてから5年くらいに思ったのだが、「やっぱり慎重に決めて良かった。この部屋の住心地は最高だな!」
としみじみと思ったものだ。
改めて言うが部屋探しをする時、他人のアドバイスに流されて決めることはやめたほうが良い。
後で多分後悔する。
「友人と一緒に行くと客観的な意見がもらえる」
という意見も多いが、同行する友人は選ぶほうが良い。
助言の好きな友人を連れて行くと、「その友人が好きな家」を選ぶことになる。
しつこいが、「その部屋に住むのも、家賃を払うのもキミ」なのだ。
とにかく不動産屋に相談して、候補の部屋を出してもらったら、内覧する前でも、内覧した後でも良いから現地を歩こう。
住む場所の雰囲気は歩いてみないとわからないコトは多い。
一歩裏側に入ったら個人経営の居酒屋が並んでたり、コンビニなどで夜間にあんまりガラの良くなさそうな人がたむろしていたりすることだってあるのだ。
一歩入った道に居酒屋やスナックなどがあったりすると夜まで明るかったり
カラオケの音が聞こえてきたりすることがある。
最初から知ってて入居するのと、入居した後で知るのとでは精神的なダメージが全然違う。
「こんなことなら、ここにしなきゃ良かったなあ」と思うのはイヤだろう。
万が一、「やっぱこの部屋ダメだなぁ」と思ったら、最悪、また引っ越しするのは全然アリだ。
数ヶ月住んでみたら、そのトラブルが解消することもある。
ただ避けられるトラブルは事前になるべく避けよう、ということだ。