一人暮らしをしていると
ふっと寂しさを感じる時がある。
- お休みの日に誰とも話をしなかった。なんか虚しい…
- 体調があまり良くない。心細い…
- 仕事で悩みがあって誰かに話を聞いてもらいたい…
こんなことを感じたことは誰にもある。
もちろん僕にもある。
今日はそんな、「一人暮らしをしていてふっと寂しさを感じた時にやるべきこと」
についての話をしよう。
一人暮らしで寂しさを感じた時の対処方法
一人暮らしでふっと寂しさを感じたとき、できることは4つ。
- 没頭できる趣味を持つ
- 運動を習慣にする
- 両親、兄弟姉妹、友人、誰でも良いから頼る
- 一時的なものとして時間が過ぎるのを待つ
没頭できる趣味を持つ(ゲームや動画は×)
これは一人暮らしで寂しさを感じる前の段階でも
やってほしいことだが、
「没頭できる趣味を持つ」
ということ。
心というものは不思議なもので、何か一つのことに集中していると
それ以外のことを忘れられる。
没頭できる趣味としてはゲームや動画配信など、「受動的に消費する趣味」よりも、
「能動的に生産する趣味」の方が良い。
例えば
デジタルカメラで写真を取る、ブログを書く、イラストを書く、プラモデルを作る。
筋トレをする、スポーツをする、旅行をする。
こんなところだろう。
筋トレやスポーツ、旅行は何かを生み出しているわけではないが体を動かすことはメンタル面にも効果があるし、新しいものに触れる旅行も生産的と言えば生産的な行動だ。
とにかく家で一人でジッとして片手間でできるような作業は気晴らしにはなっても、「没頭」はしていない。
没頭できる趣味があると寂しさを感じる前に、趣味がが生きがいになって毎日が充実するはずだ。
運動を習慣にする
実際に何かスポーツクラブやジムなど行ってもいいし
近所ウォーキングやランニングするだけでも全然大丈夫だ。
僕も過去、かなり仕事が本当に忙しくてかなり
精神的に参ってしまった時期があった。
頭の中が「仕事に行きたいくない」
「明日またイヤなことがあったらどうしよう…」
「この先ずっとこんなツライことばかりなんだろうか…」
とネガティブなことでいっぱいになっていた。
この精神の不安定さをどうにかしたいと思っていろんな本を買ったがほとんどの本に共通して書いてあったことは
「運動を習慣にすること」だった。
「運動で精神が改善されることってホントにあるのだろうか?」と半信半疑だったが、とりあえずワラにもすがる思いで土日のどっちかで2、3キロのジョギングを始めてみたところ
確かに少しずつメンタルが回復してるのを実感することができた。
「元気いっぱい!」になるわけではなく、「落ち込みにくくなった」という感じ。
ジョギング後の汗をかいた状態でクールダウンしつつ街を散歩するのも
とても心地いい時間だった。
全てのことに対して前向きになったとまでは言わないが、気が滅入るような精神状態にまで落ち込むようなことはかなり減ったと思います。
改めて心は体と密接に密接に繋がっていて運動は心にもいいということに確信が得られた。
軽くでいいから運動習慣にすることは体を鍛えるだけでなく、精神の安定面にも十分に効果があると僕は思う。
両親、兄弟姉妹、誰でも良いから頼る
それでもどうしても強く寂しさを感じるときがあったら、その時は両親、兄弟姉妹、友人を頼るのはアリだ。
ちなみに、僕も頼った。
当時、仕事が忙しく、かなり精神的に参ってる時期だった。
冬の時期で体調も少し悪くしており、かつてないくらいに精神的に落ち込んでいた。
このときばかりはさすがに
「これはちょっとまずいな…」と思い、土日に実家に顔を出した。
半日もしないでまた自宅に帰ったが、これが意外と効果的だった。
「いざという時は頼れる誰か」
そういう存在があるというのはやはり精神的な支えになるというものだ。
キミもどうしても不安や寂しさで苦しくなった時は誰かに頼るのはアリだ。
一時的なものとして時間が過ぎるのを待つ
経験上だが、寂しさを感じた時、たいていの場合は2、3日すれば寂しさを忘れていることが多かった。
仕事でもプライベートでも、悪いこともあれば良いこともある。
頭を悩ませていたトラブルを解決できたり、ボーナスが貰えたり、楽しみにしていたゲームの発売があったり、長期休暇で旅行に行ったり。
時間が経てば何らかの変化は必ず起こる。
それに伴って感情も上下に動く。
すると寂しさもいつの間にか消えていたりすることも多い。
体調を崩した時でも
体調が回復すると同時に精神も回復したり。
もし寂しさを感じる時があっても、「ああ、いつもの寂しさを感じるやつだな」と思えると
心も比較的安定することもある。
これはやめておけ。やっても寂しさが紛れない対処法
一人暮らしで寂しさを感じた時に
やっても気が紛れないこと。
- 家に一人で居てもダメ
- 街へ一人で出てもダメ
- ヒマそうな友人を無理やり誘うのもオススメしない
- SNSを眺めるのも良くない
これらは余計、寂しさを強める。
その1:家に一人で居てもダメ
当たり前だが「何かを変えなければ何も変わらない」。
寂しさを感じる状況と同じ状況で寂しさが紛れることはない。
ゲームや動画配信を見ても
終わればまた寂しさが訪れる。
SNS
家に一人で居ても
寂しさはそのままだ。
家でゆっくりのんびりすると、脳がヒマになって余計なことを考え出す。
じっとしているよりも
ウォーキングなどの体を意識して動かす方が良い。
その2:街へ一人で出てもダメ
街へ一人ででかけてなんとなく
フラフラしても寂しさは紛れない。
街をフラフラ歩くのは最初は気分転換になって良いかもしれない。
しかし2時間も歩けばもう見るものがなくなる。
カフェでコーヒーでも飲んでゆっくりする。
それで心が癒やさるのならOKだが。
「何しに街へ出てきたんだっけ…?」
と空しくなることもある。
特に
「寂しさを感じる度に街へ出る」
を繰り返しやっているとそうなりやすい。
というか、僕がそうなった。
繰り返してしまえば、新鮮さが薄れて「同じ街、同じ店」の
「いつもと同じ」になる。
つまり「寂しさを感じる状況から大きく変わってない」のだ。
その3:ヒマそうな友人を無理やり誘うのもオススメしない
ハッキリ言うが、寂しさを埋めるために
「ヒマそうな友人を無理やり誘う」のは辞めておけ。
手っ取り早いようで後々の弊害が大きい。
学生ならともかく、社会人になったら
休日が丸々ヒマ、なんてことはそれほどない。
それでも、会ってくれる友人がいたら
それは貴重な存在だ。
しかし自分が寂しさを感じるたびに
友人に頼っていたら
友人もたまったものではない。
どうしても誰かに頼りたくなったら、声をかけてみるのもアリだが、基本はやめておけ。
寂しさの埋め合わせに友人を頼りすぎると
いずれ友情を壊す可能性もある。
その4:SNSを眺めるのも良くない
SNSは基本、「その人のキラキラしている部分を切り取って見せている」だけだ。
言ってみれば「個人のための営業ツール」だ。
欠点を見せている人もいるがそれは「人に見せても良い欠点」か
または「欠点に見せかけたセールスポイントのアピール」だ。
本当に見せられないレベルの欠点は出さない。
「仕事できない社畜だった僕が3ヶ月で100万円稼いだ方法」
みたいなキャッチコピーを見たことはあるだろう。
99%、自分のアカウントをフォローさせようとしている見せ方だと思って良い。
つまり、営業、セールスだ。
そんなものを見ても疑心暗鬼になったり、キラキラしている側面だけを見て余計に落ち込んだり、フォロワー数を見て余計孤独を感じたりする。
寂しさは紛れない。
もちろんSNSは価値観の近い人同士をつなげてくれる
素晴らしい要素があることを僕もよく知っている。
そうかと言って画面に表示されている情報を鵜呑みにしたり、キラキラしている部分だけを見て落ち込む必要もない。
寂しさを紛らわす対処法はもっと他にある。
「一人暮らし最高!」と思っている僕も寂しさを感じたことは何度もある
13年一人暮らしをしていて「一人暮らしを最高だ!」と思っている僕も
寂しくて誰かを頼りたいと思ったことは過去に何度もあった。
体調が悪かったときや仕事で仕事で忙しくなり
精神的に余裕がなくなってしまった時や、なんでもない時でもふっと突然虚しさを感じて誰かに連絡を取ろうかと思ったこともある。
これは人間ならばきっと誰でも起こり得ることだ。
だからキミも
寂しさを感じた自分を責めたり、「情けない」とか「心が弱い」とか「恥ずかしい」とか
そういう風に思う必要は全くない。
ただ、そうかと言って、その都度誰かに頼るのも良くない。
一人暮らしをしている人は誰かの手を借りるのは基本的に「切り札」だ。
いざという時は使ってもよいが、それ以外はカンタンに切り札は切るべきではない。
頻繁に他人を頼るなら
そもそも一人暮らしに向いてないので一度実家に戻る事を考えても良い。
「まだ早かった」という判断を下すのも重要だ。
実際に一人暮らしをしている人が寂しさを感じるのはどんな時?
こんなデータがある。
Q.一人暮らしをしていて寂しいと感じるときはどんなときですか?
「一人暮らしは寂しい…」どんなときに、そう思う? | スーモジャーナル – 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト
1位 寂しいと感じるときはない 18.4%
2位 体調をくずしたとき 16.8%
3位 実家から戻ったとき 10.6%
4位 楽しい時間を過ごしたあと 8.1%
5位 誰もいない家に帰るとき 7.3%
6位 ひとりで食事するとき 6.5%
6位 地震があったとき 6.5%
8位 誕生日などのイベント時 6.2%
9位 SNSなどで友人の幸せそうなコメントを見たとき 3.9%
10位 友人に恋人ができたとき 3.4%
その他 12.4%
https://suumo.jp/journal/2015/04/10/81733/
一人暮らしをして寂しい時、「寂しいと感じるときはない 」は18.4%だが、つまり裏を返せば8割の人は寂しさを感じるということだ。
2位 体調をくずしたとき 16.8%
3位 実家から戻ったとき 10.6%
がランクインしているのも頷ける。
やはり体調崩した時は寂しさを感じやすい。
実家から帰った時や友人と楽しい時間を過ごした時などの後も、やはり寂しさを感じやすいというデータが出ているようだ。
要するに「楽しい時間」の「山」の後は、一人ぼっちの心の落ち込み、「谷」を感じる、ということ。
これは人間心理の働きとしてごく自然なことだ。
この傾向がわかっていれば、「あ、この後一人の寂しさを感じる時間がくるんだろうな」
と心の備えもできるというものだ。
寂しさを解消するためにもっと手っ取り早い方法って無い?
率直に言って、手っ取り早い方法はいくらでもある。
「お金を払って誰かと接触するサービスを受ける」こと。
別にいかがわしい店の話じゃない。
- マッサージ店で体のコリをほぐしてもらう
- お気に入りの美容院でヘアスタイルを変えてもらう
- メンタルケア、カウンセリングなどのサービスを利用する
要するに
人と接触する何らかのサービス業を利用する。
ただし、これらのサービスは「切り札」だ。
そんなにポンポン気軽に利用するのは避けたほうが良い。
理由は2つ。
その1:シンプルにお金がかかる
シンプルに料金の負担が痛い。
どのサービスも
安くても一回数千円はかかる。
せっかく節約を頑張ってためたお金を寂しさを感じるたび、何らかのサービスを利用しているようでは、何のために日々の生活を頑張っているのかわからない。
ただし、どうしても寂しさを感じて居ても立っても居られない時はたとえ一時的にでもこういうサービスを利用して寂しさを解消することは悪いことではない。
一人暮らしの人がメンタル面のケアも大事なことは他の記事でも伝えている。
「これはちょっとヤバいな…」
くらいになったら迷わず利用して良い。
ピンチなら「切り札」は使うべきだ。
その2:一時的な対処になっても根本的な解決にならない
「切り札」としてサービスを利用するのは良いが、良くも悪くもあくまで「一時的な対処」なこと。
サービスの提供が終わったら、多少心が軽くなるかもしれないが、ちょっと時間が経てばまた寂しさを感じるようになる。
根本的な解決にならないのだ。
たとえ一時的に持ち直しても、一週間後、一ヶ月後、半年後。
また同じ寂しさを感じるかもしれない。
そのたびに「切り札」を切っても良いが、サービスに依存するのはあまり良いことではない。
何年かすればキミの中で変化が起きて卒業できるかもしれないが、もっと依存するようになるリスクもある。
あくまでこれらは「一時的な対処法」の「切り札」であることを忘れずに。
根本的な解決をしたい時は別の解決方法が必要なのだ。
一人暮らしの寂しさは誰にでもある。正しい対処法を知っておけ
一人暮らしの寂しさは誰にでもある。
13年一人暮らしをして、「一人暮らし最高!楽しい!」と思っている僕でさえ、13年の間に何度かあった。
最初は心細さを感じることはあったが、これも次第に慣れる。
結局、寂しさに対する耐性も「慣れ」なのだ。
だから一人暮らしを始めてすぐの人は、最初はツライかもしれない。
そんな時はこの記事の寂しさの対処法を思い出してほしい。
- 一時的なものとして時間が過ぎるのを待つ
- 両親、兄弟姉妹、友人、誰でも良いから頼る
- 没頭できる趣味を持つ
基本的には、一時的なものとして時間が過ぎるのを待てばそのうち忘れて、一ヶ月もすればケロッとしていることもある。
それでも、一ヶ月くらい経っても、寂しさが紛れなかったり、または短期間でまとめて精神的にツライことがあって一気にしんどくなったら誰かを頼る。
家族や友人に頼むのが難しい場合はお金払ってサービスを利用する。
切り札は切るべきときに切る。
そして何でも無い平穏なときから、寂しさに取り込まれないように
没頭できる趣味を探しておくこと。
没頭できる趣味があれば寂しさはほとんど予防できるだろう。
一人暮らしで寂しさを感じることが度々あるなら
今日の記事をぜひ参考にしてみてくれ。